リクガメの食卓にカラムシを!与えてみた感想とポイントまとめ

リクガメ 野草

カラムシってどんな植物?

我が家の近くは郊外ということもあり、すぐそばに川も流れているので野草の採取には最適な場所です。カラムシも多く自生しており、リクガメの餌用に採取しています。
カラムシ(苧麻)は、イラクサ科の多年草で、日本では古くから繊維素材としても知られてきました。葉はシソに似ており、裏側は白っぽく細かな毛が生えています。

春から夏にかけて、日当たりのよい野原や土手に自生していることが多く、野草採集の入門としても適した植物です。

 

かつては衣服や布の素材として重宝されていましたが、現代ではその栄養価の高さから、健康志向の人々の間で食材として再注目されているそうです。リクガメの餌としての活用できるといいですよね。

リクガメにカラムシを与えるメリット

カラムシは繊維質が豊富で、リクガメの腸内環境を整える手助けをしてくれます。リクガメは草食性で、食物繊維の摂取がとても重要です。腸の蠕動運動を促進し、便通をスムーズにすることから、健康維持に欠かせない成分の一つとされています。

また、ビタミンやミネラルも豊富に含んでおり、野生下で多様な植物を摂取していたリクガメにとっては、自然に近い食生活を再現する一助となります。ネットで調べた結果、特に大型種は比較的繊維質の多い植物を好む傾向にあり、カラムシとの相性が良いとされています。

 

加えて、自然の中で採取できるためコストがかからず、季節感を取り入れた食餌管理にも役立ちます。

身近でたくさん撮れる野草はリクガメを飼育されてる方には、とてもありがたいですよね。

与える際の注意点

  • 採取場所に注意:道路沿いやペットの散歩道、農薬がまかれている場所では採らないようにしましょう。安全な採取場所を選ぶことは、リクガメの健康を守る第一歩です。
  • よく洗う:虫や土がついていることがあるため、与える前によく洗ってください。特に雨上がりなどは泥が付きやすくなっています。
  • 与えすぎない:栄養価は高いものの、主食としてではなく副菜的に与えるのが理想です。野草中心の食事はバランスを崩すおそれがあるため、基本の餌(チモシーや市販のリクガメフード)と併用しましょう。
  • 好みに個体差あり:すべてのリクガメがカラムシを好むわけではないので、初めは少量ずつ試しましょう。無理に与える必要はなく、あくまで個体に合った餌を優先しましょう。

実際に与えてみた感想

我が家で飼育しているケヅメリクガメやヒョウモンガメ、ギリシャリクガメでも試してみたところ、ケヅメは特に好んで食べました。食いつきがよく、茎までしっかり食べる様子から、味や食感が好みに合っているのだと感じました。

一方で、ヒョウモンガメは匂いを嗅いだだけであまり口にしない傾向がありました。葉の硬さや香りに敏感な個体もいるため、カラムシが万能というわけではありません。リクガメの種類や個体差に合わせて、様子を見ながら取り入れることが大切です。

 

他のおすすめ野草との組み合わせ

カラムシの他にも、オオバコ、タンポポ、ハコベ、ノゲシ、ツユクサなど、リクガメに適した野草は多くあります。これらをバランスよく組み合わせることで、偏った栄養摂取を防ぎ、健康的な食事を実現できます。

また、毎回同じ野草ばかりを与えていると、飽きて食欲が落ちてしまうこともあるため、定期的にローテーションを組むことが大切です。季節ごとに変わる野草を上手に活用すれば、リクガメにとっても「食」の楽しみが増えるはずです。

筆者は、週ごとに「野草ローテ表」を作成して管理しています。スマホのメモアプリを活用しておくと、外出先での採取時にも役立ちます。

まとめ:カラムシはリクガメにとって優秀な“副菜”

カラムシは栄養価が高く、繊維質も豊富なため、リクガメにとって魅力的な餌のひとつです。ただし、与え方や採取場所には注意が必要です。個体の好みや体調を見ながら、適量を与えることを心がけましょう。


ケヅメリクガメのふくちゃんが、カラムシを美味しそうに食べてますが、続けて二三日与えると我が家のカメ達はすぐに飽きてしまい食いつきが悪くなります。

自然の恵みを上手に取り入れて、リクガメにとっても飼い主にとっても、豊かな飼育ライフを目指してみてください。

これからも、リクガメに与えている野草を紹介していきますのでお楽しみに。

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