リクガメにクローバーはOK?与え方・栄養・注意点など

リクガメ 野草
リクガメにクローバーはOK?与え方・栄養・注意点までしっかり解説! 春から秋にかけて道端や公園などで見かけるクローバー。見た目にも親しみやすいこの植物ですが、リクガメに与えても大丈夫なのか気になったことはありませんか? この記事では、クローバーの栄養や注意点、リクガメに与える際のポイントについて詳しく解説します。 自然採取で野草を与えてみたい飼育者の方に向けた実践的な情報をお届けします。

クローバーってどんな野草?

クローバーはマメ科の多年草で、シロツメクサとも呼ばれています。日本では公園や空き地、河川敷などに広く分布しており、春から秋にかけて白やピンクの小さな花を咲かせます。 葉は3枚(まれに4枚)から成り、地面を這うように生育するため、リクガメの採食行動とも相性が良い植物です。 草丈が低く柔らかいので、リクガメでも食べやすく、葉や茎の部分を好んで食べる個体も多いのが特徴です。         我が家のカメさんたちにも、春から夏にかけて近くの野原で食べさせています。 近くなので、かごにカメさんたちを入れて移動しています。

リクガメにクローバーを与えるメリット

クローバーはリクガメにとって以下のような栄養的利点があります:
  • カルシウムが豊富:甲羅の形成や骨の維持に欠かせない栄養素。成長期のリクガメにとって特に重要です。
  • タンパク質を含む:筋肉の維持や日常的な代謝に必要な栄養源。
  • 繊維質が多い:腸の蠕動運動を促進し、排便のリズムを整える役割を果たします。
こうした栄養価により、クローバーは副菜として優れた野草であり、市販のフードに加えることで自然に近いバランスの良い食生活を実現できます。

与える際の注意点

栄養価が高いからといって、無制限に与えるのは逆効果になることも。いくつか注意すべき点があります。
  • シュウ酸の摂りすぎに注意:クローバーはシュウ酸を含むため、与えすぎると尿結石や代謝障害のリスクが高まります。主食ではなく「副菜」として週に2〜3回程度が目安です。
  • 農薬・排気ガス・犬猫の尿に注意:公園や道路沿いで採取する場合は、人通りの少ない安全なエリアを選びましょう。よく洗ってから与えることが基本です。
  • 好みに個体差あり:リクガメの種類や性格によって、クローバーの食いつきは異なります。最初は少量から与え、様子を観察してください。

筆者の飼育体験:3種のリクガメの反応

我が家で飼育しているリクガメ3種(ケヅメリクガメ・ギリシャリクガメ・ヒョウモンガメ)にクローバーを与えた結果、興味深い傾向が見られました。
  • ケヅメリクガメのふくちゃん:非常に好み、特に柔らかい新芽部分や花を中心に勢いよく食べます。
  • ヒョウモンガメのひろちゃん:やや選り好みがあり、その日の気分によって食べたり食べなかったり。
  • ギリシャリクガメの伝助君:今年で20歳になる伝助君は、屋外飼育慣れしてることもあり野草はよく食べます。クローバーも大好き。
このように、同じクローバーでもリクガメごとの反応には差があるため、与え方や頻度は柔軟に調整しましょう。

他の野草との組み合わせがカギ

クローバーは単独で与えるよりも、他の野草と組み合わせることで栄養バランスが向上します。たとえば:
  • タンポポ(利尿・カルシウム補給)
  • オオバコ(消化サポート・食物繊維)
  • ノゲシ(ビタミン類が豊富)
  • ハコベ(鉄分補給に)
  • カラムシ (食物繊維)
  • クズ (食物繊維)
これらを季節に応じてローテーションさせながら、クローバーを「時々のお楽しみ」として使うのが理想です。

まとめ:クローバーは“賢く使えば”優秀な副菜

クローバーは栄養面でも食いつきの面でも、リクガメの副菜として非常に優秀な野草です。ただし、与えすぎは禁物であり、安全な場所での採取と、他の野草との組み合わせを意識することが大切です。 自然採取の魅力を楽しみつつ、リクガメの健康を守るバランスのとれた餌づくりを心がけましょう。  

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