リクガメは桑の葉・桑の実を食べてもOK?栄養価・与え方・注意点を詳しく解説!

リクガメ 野草

春から初夏にかけて熟す「桑の実(マルベリー)」と、通年で使える「桑の葉」。これらを自宅で育てている飼育者や、野草を与えているリクガメ飼育者にとって、非常に魅力的な自然食材です。
この記事では、「リクガメ 桑の葉」「リクガメ 桑の実」で情報を探している方に向けて、栄養価、与え方、注意点、自宅での活用例を交えて詳しくご紹介します。

 

リクガメに桑の葉・桑の実を与えても大丈夫?

結論から言えば、桑の葉も桑の実も、リクガメに安全に与えられる自然素材です。特に葉にはカルシウムや鉄分が多く含まれ、繊維質も豊富。実の方は甘味が強く、嗜好性が高い果実です。

我が家でも、園芸品種のマルベリーを庭に植えています。葉は春〜秋にかけて青々と茂り、初夏にはたくさんの実が収穫できます。農薬を使っていないので、リクガメに安心して与えられるありがたい存在です。

自宅に植えている桑の木(園芸品種)

桑の葉の栄養と与えるメリット

桑の葉には以下のような優れた栄養素が含まれています:

  • カルシウム:甲羅や骨の健康維持に。小松菜の10倍以上とも言われる含有量。
  • 鉄分:血液の酸素運搬に必要な栄養素。
  • ビタミンC・B群:抗酸化作用と代謝のサポートに。
  • 食物繊維:腸内環境を整え、便通を促進。

また、青臭さが少なく、繊維が柔らかいため、多くのリクガメが好んで食べてくれます。

桑の実は「おやつ感覚」で楽しませよう

熟した桑の実(マルベリー)はリクガメにとって魅力的な自然のおやつです。糖度が高く、黒〜赤紫色の実をよく食べる個体もいます。

ただし糖分を多く含むため、与えすぎは肥満や偏食の原因になります。目安としては週に1〜2粒程度。果物の一種として、「特別な日のご褒美」として与えるのが理想です。

なお、実の果汁が濃く、床材や甲羅を汚すことがあるので、新聞紙やペットシーツの上で与えると掃除が楽です。


桑の実です。
赤色から黒くなった頃が収穫時期です

自宅で育てる「マルベリー」は安全で便利

私の自宅では園芸品種のマルベリー(果実重視の桑の木)を育てています。一般的な野草と違い、剪定・管理がしやすく、日々の餌としてとても重宝しています。

農薬を使用していないこと、また排ガスや犬猫の汚染の心配がないという点でも、市販野菜より安心して使える素材です。

メリット:

  • 葉の供給が安定しており、採りたてをすぐ与えられる
  • 季節ごとの変化(新芽・熟した実)を楽しめる
  • 剪定で出た枝葉を無駄なく活用できる

リクガメ飼育とガーデニングを両立させたい方には、桑の木はとてもおすすめです。

 

与え方の工夫と注意点

与え方のポイント

  • 葉は枝からハサミでカットして食べやすく
  • 実は赤い果汁が出るので要注意、お皿などに載せて与えるのがおすすめ
  • 他の野草(タンポポ・オオバコなど)とローテーションで与えると栄養バランスが良い


    強く触ると手が果汁で赤く染まります。

注意すべき点

  • 与えすぎ注意(特に実)
  • 採取後はよく洗うこと
  • 食いつきが良すぎて偏食になる個体も


    ケヅメリクガメのふくちゃんは桑の実が大好きです。

リクガメたちの反応と好みの違い

筆者が飼育しているリクガメたち(ケヅメ・ギリシャ・ヒョウモン)の反応を簡単にまとめると:

  • ケヅメリクガメ:葉も実も大好物。見せただけで突進してきます。
  • ギリシャリクガメ:葉も実もよく食べます。
  • ヒョウモンガメ:あまり興味を示しません。

与える前に、まずは少量ずつ試して反応を観察するのがおすすめです。

ヒョウモンガメのひろちゃんは桑の実より、私の足の親指の方が気になるみたいです

まとめ:桑は“育てて使える”リクガメ向け天然食材

桑の葉と桑の実は、リクガメにとって安全で魅力的な自然食材です。特に自宅でマルベリーを育てている方なら、季節を通して安定供給でき、安心・安全な餌として活用できます。

与えすぎにだけ注意しつつ、日々の餌に変化をもたらす“自然派副菜&おやつ”として、ぜひ取り入れてみてください。

 

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