【実例あり】ケヅメリクガメがこうぞの葉を食べる!栄養と与え方まとめ

リクガメ 野草

我が家のケヅメリクガメ「ふくちゃん」は、たくさんの野草の中でもこうぞ(楮)の葉が大好きです。
こうぞは古くから和紙の原料として使われてきた植物ですが、リクガメにとっても安全で栄養豊富な自然のごちそうです。
今回は、こうぞの葉の栄養価・安全性・与え方・採取のコツを、ふくちゃんの実体験を交えてご紹介します。

 

1.こうぞ(楮)とはどんな植物?

こうぞ(学名:Broussonetia papyrifera)はクワ科コウゾ属の落葉低木で、桑の仲間にあたります。
古くは和紙の原料として広く利用され、山間部や人里近くの斜面、川沿いなどに自生しています。
葉は手のひらのような形をしており、表面が少しザラついているのが特徴です。

 

そして何よりの魅力は、自宅の近くでも容易に見つかること
自宅のそばでは写真の「姫こうぞ」と「こうぞ」の両方が採取できます。
我が家の周囲にも群生しており、夏場は新芽から成葉まで豊富に採取できます。
まさに「リクガメの天然サラダバー」といった存在です。

2.リクガメにこうぞの葉は与えてOK?

海外の信頼できるデータベース「The Tortoise Table」では、
こうぞ(Paper mulberry)は“Safe to Feed(安全に与えられる)”と明記されています。
同じクワ科のマルベリー(桑)と同様に、葉は繊維質に富み、カルシウムなどのミネラルも含むことから、
草食性リクガメに適した餌として利用できます。

3.こうぞの葉の栄養価と特徴

  • 高たんぱく:Paper mulberryの葉は、家畜用飼料の研究で粗たんぱく20%前後を含むと報告されています。
  • 高繊維・低糖質:リクガメの腸内環境を整える繊維が豊富で、糖質が少ないため太りにくい。
  • カルシウムを含む:骨や甲羅の形成をサポート。
  • ポリフェノールや抗酸化成分:自然界の防御物質として健康維持にも役立ちます。

高たんぱくという点が少し気になりますが、他の特性から、こうぞの葉はリクガメにとって理想的な補助食材と言えます。

4.採取のしやすさと安全な取り方

こうぞの葉は、山沿いや空き地、河川敷などに自生しており、
我が家の近所でも毎年たくさん芽吹きます。
成長スピードが速く、採ってもすぐに新芽が出るため、リクガメ飼いにとっては安定供給できる貴重な葉物です。

 

● 採取時のポイント

  • 農薬散布や排気ガスの影響が少ない場所を選ぶ。
  • 採取後は必ず水洗いし、土や虫を落とす。
  • 新芽は柔らかく食べやすく、成葉はちぎって与えると◎。

5.与え方とふくちゃんの反応

ふくちゃんは初めてこうぞの葉を与えた時からすぐに食いつきました。
特に、柔らかい若葉を好んで先に食べ、硬めの葉も時間をかけてしっかり噛みます。
とても嗜好性が高く、「今日はこうぞだ」とわかるとテンションが上がる様子です。
一度に葉を20枚程度与えますが、15分ほどでたいらげてしまいます。

● 与える頻度と量

  • 主食の小松菜やチンゲン菜や他の野草に混ぜて週に数回。
  • 繊維質が多いため、単品で大量に与えるのは避ける。
  • 多種類の野草とローテーションするのが理想。

6.保存のコツ

採取した葉は日持ちしないため、その日のうちに与えるのがベストです。
どうしても余った場合は、濡らしたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて冷蔵庫へ。
1〜2日なら鮮度を保てます。乾燥させて“乾燥葉”としてストックするのも一案です。

7.まとめ:こうぞの葉はリクガメにぴったりの自然食材

  • 安全性:「The Tortoise Table」でも安全とされる葉。
  • 栄養価:高繊維・高たんぱく・カルシウム含有。
  • 採取のしやすさ:自宅近くに自生しており、入手が容易。
  • 嗜好性:ふくちゃんの大好物。若葉は特に人気。

こうぞの葉は、リクガメにとって栄養面・嗜好面・入手面の三拍子が揃った理想の野草です。
これからの季節、自然の恵みを上手に取り入れて、健康的な食生活を楽しませてあげましょう。

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