リクガメの床材は何が最適?6種類を比較してたどり着いた答え
こんにちは。郊外の一軒家でリクガメ3頭を飼育している50代の管理人です。
我が家ではギリシャリクガメ、ケヅメリクガメ、ヒョウモンリクガメを飼っており、飼育環境の工夫を続けてきました。
なかでも特に悩みが尽きなかったのが飼育ケージの床材選び。
湿度管理や掃除のしやすさ、ニオイ対策、そしてリクガメの健康面も含めて、理想の床材を探し続けてきました。
今回は、私自身が実際に使用してきた床材の中からおすすめの6種類を特徴別にご紹介しつつ、現在使用している「針葉樹ペレット」の実体験レビューも含めてお届けします。
リクガメ床材の選び方|まずはここから!
- 通気性:湿気がこもらず、カビ・ダニが出にくいか
- 保湿性:乾燥しすぎないよう、適度な湿度を保てるか
- 掃除のしやすさ:糞や食べ残しなど、毎日取り替えるのが苦にならないか
- 誤飲・安全性:食べてしまっても問題がない素材か
- コスト:広いケージに敷いても負担にならない価格か
1. ヤシガラ
- 湿度を保ちやすく、乾燥防止に最適
- 自然素材で安心感がある
- 尿やフンもある程度吸収する
注意点:乾燥すると粉塵が舞いやすく、こまめな撹拌や交換が必要です。
2. 赤玉土
- 自然に近い環境を再現しやすい
- 粉塵が出にくく扱いやすい
- 重みがあるので掘っても崩れにくい
注意点:重量があるため掃除にやや手間がかかり、カビやすい一面も。
3. ウッドチップ(広葉樹系)
- 粒が大きく誤飲の心配が少ない
- 通気性が良く、湿気がこもりにくい
- 軽量で交換もラク
- 意外に価格が高い
注意点:保湿性は低く、種類によっては有害な成分を含むので注意(松・クルミはNG)。
4. ペットシーツ+人工芝
- 排泄物の確認がしやすい
- ニオイ対策がしやすく、手入れも簡単
- 特に病気中の個体や保温を優先したい時に便利
注意点:掘る行動ができず、滑りやすさ対策も必要です。
5. 腐葉土(※ペットショップですすめられましたが使用経験なし)
- 湿度管理がしやすい
- ナチュラルな飼育環境が作れる
- 価格も手頃で導入しやすい
注意点:虫やカビが発生しやすく、ペット用ではないので必ず無農薬・無肥料の製品を選ぶことが重要。
6. 針葉樹ペレット(現在使用中)
- 粉塵が少なく衛生的
- フンや尿の吸収力が高く、消臭効果もある
- 固形で飛び散りにくく掃除がラク
- 価格も比較的リーズナブル
- 入手しやすい
- 処分も簡単
注意点:水分を含むと崩れやすくなるため、定期的な交換が必要。
現在使用してるのはここの商品です。
近くのホームセンターで一袋500円弱。
1200×600のケージで7L入りを二袋と半分使用してます。
腐葉土以外の床材はすべて試してきましたが、最終的にこの針葉樹ペレットに落ち着きました。掃除のしやすさや粉塵の少なさ、消臭力は非常に優秀です。
リクガメたちの誤飲もなく、燃やせるゴミとして処分できるのがありがたいです。
特におしっこの量の多いケヅメリクガメには最適だと思います。
トラブル別|こんな悩みにはこの床材がおすすめ
- フンの臭いが気になる → 針葉樹ペレット・ペットシーツ
- 掃除が大変 → ペレット・ウッドチップ
- 粉塵が気になる → ペレット・赤玉土
- 掘る行動ができない → ヤシガラ・腐葉土
- コストを抑えたい → 赤玉土・腐葉土
リクガメの種類別|相性が良い床材を選ぶ
- ギリシャリクガメ(乾燥系)→ 赤玉土・ペレット
- ケヅメリクガメ(成長早い)→ ヤシガラ+ペレット
- ヒョウモンリクガメ(中間湿度)→ ヤシガラ・人工芝併用(水浴びをするため)
私なりの検証ですが、それぞれのリクガメがどんな環境に住んでいたか(原産地)をヒントに床材を選ぶと失敗が少なくなります。
よくある質問(Q&A)
Q. 床材はどれくらいの頻度で交換すればいい?
A. 部分交換は2〜3日おき、全交換は2週間〜1か月を目安にしています。
Q. 冬場はどんな床材が保温に向いてますか?
A. 赤玉土やヤシガラなど、保温性・保湿性のある素材がおすすめです。ケージ全体の保温器具との併用も大切です。
Q. おしっこで濡れたところはどうしていますか?
A. ペレットなら固まって取りやすいので、その部分だけスコップで取り除いています。
まとめ|最適な床材は「飼育スタイルと個体」で変わる
床材は、リクガメの健康・掃除の手間・湿度管理などに大きく関わります。
複数種類を比較しながら、リクガメと飼い主にとって最適なものを選んでいくことが重要です。
この記事が「リクガメ 床材」で検索された方のヒントになれば幸いです。
質問や体験談がありましたら、ぜひコメント欄でお寄せください!
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